オリ山岡はプロ初ダウンの8500万円で大トリ更改 復活のカギは「ハイブリッド・フォーク」

[ 2021年1月28日 05:30 ]

ダウン提示に厳しい表情を浮かべるオリックス・山岡
Photo By 代表撮影

 オリックスの山岡泰輔投手(25)が27日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、1500万円減の年俸8500万円でサインした。チームでは22日に契約更改した吉田正とともに越年していたが、これで全選手が契約完了。12球団大トリの更改だった。

 プロ4年目で初のダウン更改となったが、「昨年ケガしてチームに迷惑をかけた中、ちゃんと査定してもらって今年も頑張ろうという金額になりました」と淡々。大トリでの決着は、今回初めて代理人を導入したことと、広島での自主トレを最優先したからだった。

 今季目標は「ケガせず1年間(ローテーションで)回る」こと。昨季は開幕2カード目のロッテ戦で左脇腹を痛め戦列離脱。復帰まで2カ月かかった結果12試合4勝5敗と、プロ最悪だった。山本が開幕投手に意欲を見せる中、「アピールして加わっていく状態にしたい」と3年連続の大役も視野に入れる。そのために握りは榊原、リリースは山本を参考にして工夫した“ハイブリッド・フォーク”を準備。投手陣の先頭に立つ決意だ。(田中 貴久)

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2021年1月28日のニュース