震災から10年…楽天「特別なシーズン」にマー君復帰 石井監督「東北の方々にとって特別なこと」

[ 2021年1月28日 19:31 ]

楽天の石井監督
Photo By スポニチ

 田中将大投手の8年ぶりの楽天復帰が決定し、楽天の石井一久監督兼GMが28日、リモート会見に臨んだ。

 主な一問一答は以下の通り。

 ――決断を聞いた時の気持ちは?
 「ぶれずにしっかり田中選手とコミュニケーションを取って、彼の選択をしっかりと待って、考える機会をしっかり渡せたんじゃないかと思っている。本日、楽天でプレーさせていただますという連絡を受けた時に、ちょっとホッとはしたというか、彼の決断をしっかりと受け止められたなと思っています」

 ――連絡は今日の午前中。
 「そうですね。そこからまた契約の話というのをスタートさせて、契約のところというのはそこまで時間がかからないことだったので。スムーズにはいけたと思う」

 ――監督の立場としても加入は戦力として大きい。
 「一つのチームとして優勝を目指す特別なピースというか、本当に彼はスペシャル選手なので。すごく現場としては心強いと思う。震災から10年なので特別なシーズン。そこに田中選手がいるということは東北の方々にとってすごく特別なことだと思っている。田中選手をお迎えできてすごく良かったと思う」

 ――キャンプの合流時期は?
 「最初の方には来られることになるとは思う。オープン戦が始まる前には来られると思うけど、焦らず、シーズンをしっかり見据えてもらえればと思っている」

 ――本人は何と言っていたか?
 「楽天の方でお世話になります。精一杯頑張って優勝に貢献できるように、という話でした。細かい話はまたもう一度会って、キャンプで色んなことを詰めていきたいなと思っている」

 ――球団は背番号18を空けるなどしていた。
 「プレーヤーとして成長を支えてくれたファンの方というのが東北にいるというのは、彼がよく知っていることだと思うので。その中でプレーをしたいというところが多分、一番大きい部分だったと思う」

 ――震災から10年。田中選手の心の中にも何かあった。
 「そういう特別な年に導かれるというのも本当にすごく、さっきも言いましたけどスペシャルな選手にしかありえないタイミングなのかなとは思っている」

 ――日本の球界に与える影響は?
 「今こうやって大変な時期を過ごしている皆さんの中で、僕たちは野球をやらせていただいている。そこで田中選手という注目の選手が日本でプレーすることになった。元気を与えることもできるプレーヤーだと思う。特別な位置にいる選手。球界だけじゃなく社会全体の中でも明るいニュースを届けてくれると思う」

続きを表示

2021年1月28日のニュース