ロッテ・ドラ2中森が「丹波篠山ふるさと大使」、デビュー前に異例オファー届いた

[ 2021年1月28日 05:30 ]

地元・丹波篠山市からふるさと大使への就任依頼があったロッテのドラフト2位・中森
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 ロッテのドラフト2位右腕・中森(明石商)が、故郷を背負いマウンドに上がる。生まれ育った兵庫県丹波篠山(たんばささやま)市から「丹波篠山ふるさと大使」就任のオファーが届いた。

 「丹波篠山といえば、黒豆です!あと、しし鍋も有名です。他にもマラソン大会があったり、篠山城址(じょうし)もあります」

 甲子園に4度出場した最速151キロ右腕だが、プロではまだデビュー前。異例の要請だが「育ってきた場所なので、素直にうれしい。自然がきれいで、心が温かい人が多い。自分がプロの世界で結果を残すことで、丹波篠山がもっと有名になってほしい」と目を輝かせた。

 現時点で受諾はしていないが、酒井隆明市長から「丹波篠山と言えば“中森選手と黒豆”、中森選手といえば“日本一のふるさと丹波篠山”と言われるようともに頑張りましょう」と熱烈なラブコールを送られた。断る理由なし。4月中にも正式就任することになりそうだ。

 現在は落語家・桂文珍、タレントの原田伸郎らが大使を務めているが、スポーツ選手として初の大役。「まだ活躍もしていないのに、名だたる方と並べていただけるのは恐縮です。僕でいいのかなあとは思いますが、地元の期待に応えられるよう頑張りたい」。2月1日からの春季キャンプに備え、21日から沖縄・石垣島で同期入団の新人らと汗を流す。1年目の目標はでっかく15勝。18歳の未来は夢でいっぱいだ。(横市 勇)

 ▽丹波篠山市 兵庫県中東部に位置し、2019年5月から篠山市から市名変更された。20年12月末現在で人口4万852人。京阪神の大都市圏から近いが、昔ながらの農村風景や城下町の街並みが残る。地元の名産品として丹波焼、丹波篠山黒豆、丹波の栗、ボタン鍋などが有名。

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2021年1月28日のニュース