下克上の決意をこめた27球 阪神ドラ8石井大「支配下の中で僕が一番最後。価値を高めていきたい」

[ 2021年1月20日 05:30 ]

ブルペンで投げ込む石井大(阪神球団提供)
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 新人でブルペン一番乗りを果たした阪神ドラフト8位・石井大(四国・高知)は、緊張の中でも確かな手応えを感じた。

 「ブルペンの後ろの方に平田2軍監督とかいろんな方がいらっしゃったので、力みまくって10割以上の力で投げました(笑い)。もう少し力を抜いたら、もっといい球が投げられたのかなというところがあるんですけど、胸元辺りにいった球は、捕手のミットを突き刺すイメージで投げられました」

 この日は立ち投げで直球のみ27球を投げ込んだ。年末年始には高知で自主トレを行い、2、3回ブルペン入り。「順調に自分の中では来ていると思う。2月1日に照準を合わせられるように頑張っていきたい」と仕上がりの良さを強調した。

 ともにブルペンに入った佐藤蓮とキャッチボールも行い、刺激をもらった。「支配下の中だったら僕が一番最後。僕の中では一番下というのが悔しいので、キャンプなどアピールの場を通して、自分の価値を高めていきたい」。闘志満々の最速153キロ右腕は、改めて下克上を誓った。

 ▼阪神横川ブルペン捕手(石井大の投球を捕球) 良かったよ。強い球を投げていた。でも、本人いわく、ちょっと緊張して、「力みましたね」とは言っていたけど。(真っすぐのみ?)うん。球は強かったね。

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2021年1月20日のニュース