12球団監督会議ではセDH制導入の議論なし 今季の日程、特例事項を確認

[ 2021年1月20日 16:23 ]

巨人・原監督
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 プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)は20日、オンラインで監督会議を開いた。全12球団の監督が出席。それぞれあいさつで抱負を述べ、その後は今季の日程、特例事項、選手登録に関する「特例2021」、野球規則改正事項を確認した。各球団からの問い合わせに対するNPB側からの説明もあった。

 前日のセ・リーグ理事会で巨人から提案された期間限定でのDH制導入については、特に議論は交わされなかったという。セ・リーグの杵渕和秀統括は「今日は全くありません」と説明した。

 巨人はコロナ下での選手の負担軽減のため、期間限定でのセ・リーグへのDH制導入を提案し、反対多数で見送りとなった。関係者によると巨人は「開幕から1クール、もしくは2クールまで」などの期間限定DH制を提案。仮に1クールなら4月29日まで、2クールだと交流戦明けの6月27日までとなる。

 また緊急事態宣言の発令により、多くの外国人選手の来日に見通しが立たなくなり、開幕に間に合うかが微妙な情勢に。DH活用で序盤戦では外国人の調整などにも幅を持たせられる点も指摘したという。阪神の谷本修球団副社長兼本部長は「十分に各球団からの意見を持ち寄り話し合った結果、採用しないという結論。ただ、今後不測の事態はあり得るのは承知しているので、その時に再度、いろいろな角度から検討するのはあり得るでしょうと」と説明していた。

 巨人では原辰徳監督が19年10月のオーナー報告後に、DH制導入について初言及。昨年1月22日の監督会議ではセ各球団に交流戦、日本シリーズへの奮起を呼び掛けるとともに、DH制導入についても提案していた。

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2021年1月20日のニュース