セ・リーグ、DH制また見送り…巨人が求めるのは負担軽減策、対案聞こえないことが残念

[ 2021年1月20日 05:45 ]

巨人・山口寿一オーナー
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 セ・リーグの理事会が19日に行われ、新型コロナ感染状況悪化に伴い、巨人から期間限定でのDH制導入が提案されたが、反対多数で見送られた。巨人は昨年12月14日の理事会でも、コロナ下での選手の負担軽減のため、今季限りの暫定的なDH制導入を提案したが却下されていた。

 【記者の目】巨人が求めているのは「DH制」ではない。過酷なコロナ下でのシーズンを、安全に完走するための選手の負担軽減策。今回却下された期間限定のDH制導入は、そのための一つの手段でしかない。

 山口寿一オーナーは昨年12月に「来季のプロ野球は今季以上に大変になるのではないかと心配しています」と話した。年が明け、ここまでは残念なことにその予見通り進んでいるように映る。DH制は投手の打撃、走塁での故障リスク低下に加え、野手・投手ともに負担軽減とコンディショニングにつながるのは確か。感染対策に負担軽減が必要なことは、専門家チームからも強く求められている。

 残念なのはDH制以外に名案はないのか、他5球団から具体的な対案が聞こえてこないことだ。既に拡大したベンチ枠と1軍枠を、単純にさらに増やせば良いという話ではないだろう。それでは「プロ野球の1軍レベル」の試合価値を損ねる。本当にこれで無事乗り切れるのか?政府や自治体のコロナ対応は全て「後手、後手だ」と批判が渦巻く。セ・リーグにそんな声が飛ばないことを願うばかりだ。(NPB担当・後藤 茂樹)

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