ソフトB・ドラ1井上　2つの野望“打倒モイネロ”＆熱男魂継承

入寮を済ませ、室内練習場をバックに飛躍を誓いジャンプするドラフト1位の井上（撮影・中村　達也）
Photo By スポニチ

　ソフトバンクのドラフト1位・井上朋也（17＝花咲徳栄）が7日、筑後の選手寮に入寮し、早々に実現させたい野望を2つ掲げた。高校通算50発男はまず、先輩剛腕と開幕前にシート打撃などの実戦形式で対戦することを熱望した。

　「モイネロ投手は特に印象が強い。カーブを打って、いい刺激をもらいたいです」。昨季パ・リーグ最優秀中継ぎ投手に輝いた左腕のボールを打席で体感すれば、貴重な財産になる。入団決定後は木製バットでの振り込みを続けてきた。「ヘッドが重いので、木製の方が振りやすい」との手応えもある。

　将来性抜群な右の大砲はポスト松田としても期待されるだけに、本家“熱男”パワーの全吸収も狙う。

　「サードの守備だけではなく、声でもチームに必要な存在。いろんな面で勉強できるし取り入れていけたら」。10日からは新人合同自主トレが同施設内で始まる。「（支配下）5人の中で、1番大きい声を出して、先頭に立ってやっていかないと、と思います」。グラウンド内外で、叫びまくる松田のような元気印にも立候補した。