阪神ドラ5村上 打倒・森下で新人王獲りだ!大学ジャパンの“同僚”に「成長した姿見せたい」

[ 2021年1月8日 05:30 ]

<阪神自主トレ> 鳴尾浜球場で体を動かす村上(撮影・大森 寛明)
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 冷たい雨風が降りしきる中、鳴尾浜で始動した阪神ドラフト5位・村上(東洋大)は気持ちを高ぶらせた。目指すは打倒・森下(広島)からの新人王。大学日本代表でチームメートだった昨季のセ・リーグ新人王に投げ勝ち、同じサクセスロードを歩むと力を込めた。

 「プロに選ばれた時も“おめでとう”と言ってくださった。自分はあまり日本代表で投げられなかったので、次はプロの世界で成長した姿を見せたい。そういう(新人王)成績を出せるようにやっていきたいと思う」

 大学3年の19年日米大学選手権でともに日の丸を背負い、カーブの投げ方やマウンド上での気持ちの持ち方など、心技面でたくさんのアドバイスをもらった。大学時代に公式戦での投げ合いは一度だけ。19年の大学選手権準々決勝で直接対決して6回3失点で降板。明大のエースだった森下には完封された。昨季もプロで活躍する様子をテレビ画面越しに見つめ、刺激を受けてきた。

 「マウンドに上がるだけでチームに一体感が出るというか、安心できるというふうに見えたので、自分もそういう投手になりたいなと思う」

 常に背中を追ってきた存在。同一リーグになったプロの舞台でも対戦の機会を熱望した。阪神としても森下は昨季4戦3勝を献上した難敵。村上の誓いがかなえば、チームにとっても大きい。ランニングやウエートトレーニングなどで体を動かし、9日からの新人合同自主トレへ準備。森下との再戦を目指し、勝負が始まる。 (長谷川 凡記)

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