中日・大野雄は「菅野投手が率いる巨人を倒して一番上に立つ」ライバル残留に気持ち新た

[ 2021年1月8日 14:41 ]

菅野の巨人残留について語った中日・大野雄
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 中日の大野雄大投手(32)が8日、ナゴヤ球場での練習後、巨人に残留が決まった菅野について思いを語った。

 「僕が喋ることではない」と前置きした上で、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指した右腕の残留に「すごく悩んだでしょうし、いろんな考えがあり契約に至らなかったんだと思う」と心境を察した。

 その上で「日本の野球としては盛り上がる」とし「菅野投手が率いるジャイアンツを倒して、一番上に立つんだという気持ちを持ってシーズに挑んでいく」と巨人を倒しての10年ぶりのリーグ制覇を誓った。

 昨季は最多勝、最高勝率が菅野、最優秀防御率、最多奪三振が大野雄と先発投手の4タイトルを2人で分け合い、沢村賞も最後まで両者で争った。ライバルの残留に「ライバルにもなっていない。向こうの方が上」と謙虚に語り「菅野投手が昨年のNPBアワードの授賞式で僕のことを意識したと言ってくれた。自分が頑張っていれば、今年も意識してくれるはず。頑張りたい」と意欲。

 一方で昨年は2試合あった投げ合いは、どちらも菅野に白星が付き、自身は敗戦投手となった。「今年も投げ合う機会がある。ジャイアンツに勝たないと上に行けない」と今季こそは相手右腕との直接対決も制し、自身もチームのセ・リーグ覇者となることを決意した。

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2021年1月8日のニュース