名将ラソーダ氏死去…昨年11月に入院、集中治療室を経て年明けに退院したばかりだった

[ 2021年1月9日 05:31 ]

トミー・ラソーダ氏
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 ドジャースは8日(日本時間9日)、元監督のトミー・ラソーダ氏が7日に死去したと発表した。93歳だった。同日午後10時9分に自宅で突然の心肺停止に見舞われ、病院に運ばれたがそのまま帰らぬ人となった。ラソーダ氏は心臓の病気で昨年11月8日に入院。一時は集中治療室(ICU)に入っていたが、年明けに退院し、自宅に戻っていた。

 ド軍のマーク・ウォルター・オーナーは「トミーと多くの時間を過ごすことに恵まれました。彼は選手とコーチのメンターだった。彼はサインなどを通じて多くのファンと時間を共有した。良い友人だった。心から惜しまれます」と声明を発表。スタン・カステン球団社長兼CEOも「トミー・ラソーダ氏ほどド軍の精神を体現した人はいない。彼が愛したチームは比類なきものだった。トミーはかけがえのない、忘れられない存在です」と惜しんだ。

 ◆トミー・ラソーダ 1927年9月22日生まれ、米ペンシルベニア州出身。54年にブルックリン・ドジャースでメジャーデビュー。カンザスシティ・アスレチックスとの2球団で投手としてプレーし、通算成績は26試合で0勝4敗、防御率6・48だった。ド軍のスカウト、傘下マイナーの監督などを経て、76年9月にド軍監督に就任。96年途中まで指揮を執り、監督通算成績は3040試合で1599勝1439敗、勝率・526。ワールドシリーズ優勝2度。97年に野球殿堂入り。00年シドニー五輪では野球米国代表の監督を務めて金メダルに輝いた。

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2021年1月8日のニュース