ソフトBと1年契約 コリン・レイ「夢がかなった気分」 背番26で2月上旬に合流へ

[ 2021年1月8日 05:30 ]

ソフトバンクが1年契約で獲得したコリン・レイ(AP)
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 ソフトバンクは7日、カブスを自由契約となっていたコリン・レイ投手(30)の獲得を発表した。先発ローテーションの一角として期待される1メートル96の長身右腕。1年契約、年俸1億円(金額は推定)で合意した。背番号は26。家族とともに来日予定で、早ければ今春宮崎キャンプ中の2月上旬に合流する。

 レイの獲得はこの日午後、正式に発表された。昨季カブスでダルビッシュと同僚だった右腕の獲得成功で、強力投手陣の厚みはさらに増す。三笠杉彦GMがオンライン対応。メジャー8勝右腕の魅力を語った。

 「球種が豊富で、内・外角の投げ分けができて安定して先発の仕事をしてくれるところが魅力。家族ともども来日を楽しみにしている。日本のスタイルに適応しようとする意欲もある」

 柔らかなフォームで平均150キロ台の直球とツーシーム、カットボール、カーブ、スプリットを操る。15年にパドレスでメジャーデビュー。16年に右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、19年はカブスに在籍し3Aでリーグ最多14勝、120奪三振。20年8月に4年ぶりにメジャー復帰した。メジャー通算では35試合で8勝8敗、1ホールド、防御率4・79。パドレス、マーリンズ、カブスと3球団を経験した実績も評価された。

 昨季獲得した左腕・ムーアの残留交渉は難航中で、バンデンハークの退団は決定的。「順序があるので」と同GMは多くを語らなかったが、両助っ人の穴を埋める先発の柱として期待されるレイは、球団を通じ「いつか日本でプレーしたいという思いは、ここ数年ずっとありました。それだけに、ホークスという常勝チームでプレーできることになり、夢がかなった気分でうれしく思います。家族にとっても、あらゆる意味で貴重な機会と思っており、みんなで今からワクワクしています」とコメントした。

 2年連続リーグ制覇、5年連続日本一へ先発候補には千賀、石川、東浜、和田。さらに昨季中継ぎの高橋礼も一昨年は先発で活躍している。先発要員に強力な新外国人右腕が加わり、頂点を守り抜く。

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2021年1月8日のニュース