ホワイトソックス村上宗隆 全米単独トップ12号 日本選手最高の打球角度48度 滞空時間6・1秒

[ 2026年4月29日 02:40 ]

ア・リーグ   ホワイトソックス8―7エンゼルス ( 2026年4月27日    シカゴ )

<ホワイトソックス・エンゼルス>7回、12号逆転3ランを放ち、打球の行方を見つめるホワイトソックス・村上(AP)
Photo By AP

 ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が27日(日本時間28日)、エンゼルス戦で両リーグ単独トップとなる12号3ランを放った。雨で試合開始が3時間遅れる中、午後11時48分に飛び出した3試合ぶりの逆転弾は、打球角度48度の「ムーンショット」。規格外の一発でシーズン67本ペースとした。

 滞空時間は6・1秒だった。1点を追う7回無死二、三塁。村上が左腕・ポメランツの低め速球を豪快に振り抜いた。打球は奇麗な放物線を描いて右翼後方のブルペンへ。「入ったとは思わなかったですけど、なぜか入りました」と笑った。

 悪天候でプレーボールは3時間遅れの午後9時40分。村上の逆転弾は午後11時48分に飛び出し、試合終了時には日付が変わっていた。メジャーならではの経験に「いい刺激をもらいながら、新しい環境でやらせていただいている」と疲れたそぶりも見せなかった。

 前日までの2試合は無安打で計5三振を喫していた。30打数4安打、打率・133と苦しんでいた左投手からの一発に「あまり状態が良くなかったので、何とか試行錯誤して打てたのは良かった」と喜んだ。

 15年のスタットキャスト導入以降、打球角度48度の本塁打は日本選手最高角度。90年に近鉄・ブライアントが高さ約45メートルの東京ドーム天井のスピーカーに当てた一発が有名だが、この日の最高到達点はそれに迫る41・45メートルだった。デビュー29試合での12本塁打は18~19年のアリスティデス・アキーノ(レッズ、14本)と17年ホスキンス(フィリーズ、13本)に次いでメジャー史上3位タイと、記録ずくめの「ムーンショット」になった。

 ジャッジ(ヤンキース)が11号を放ち並ばれたが、すぐに突き放し、12本塁打は両リーグトップ。個人成績には関心を示さないが、一挙7得点のビッグイニングとなった7回の攻撃に「“逆転する”という雰囲気だった。しっかりつなぎながら点を返すことはとても大事」と言った。チームは最下位を脱出。24年のカブス・今永以来となるメジャー1年目の3、4月の新人月間MVPが有力な大砲に、スタンドから「MVPコール」が響いた。

《大谷は46度》 打球角度48度は、本塁打になった打球では日本選手最高角度。ドジャース・大谷が24年7月25日のジャイアンツ戦で放った31号の46度を上回った。計測システム・スタットキャスト導入の15年以降、打球角度49度以上の本塁打はメジャー全体でも8本しかなく、最高角度は21年レッドソックス・ボガーツ(現パドレス)ら3人が記録した50度。また村上はデビューからの12長打が全て本塁打で、自身がつくった大リーグ記録を更新中。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年4月29日のニュース