堀内さん「直江はいいねぇ~」「これからが楽しみだよ。ホント」と絶賛 女房役・大城には“注文”も

[ 2020年8月25日 14:57 ]

セ・リーグ   巨人1―2広島 ( 2020年8月23日    マツダ )

堀内恒夫氏
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 現役時代にV9巨人のエースとして通算203勝をマークし、巨人監督も務めた野球解説者の堀内恒夫さん(72)が24日、自身のブログを更新。23日の広島―巨人戦(マツダ)でプロ初登板初先発し、4回3安打1失点だった巨人の高卒2年目右腕・直江大輔投手(20)を絶賛しつつ、バッテリーを組んだ大城卓三捕手(27)に注文も付けた。

 堀内さんは「直江はいいねぇ~」のタイトルでブログを更新。「直江はいいピッチャーだねぇ」と書き出すと「プロ初登板、初先発でアウトコース低めにきっちり投げられる。いいピッチャーが出てきた。これからが楽しみだよ。ホント」と絶賛した。

 堀内さんはもともと「ピッチャーがキャッチャーを育てキャッチャーがピッチャーを育てる」という考え方。「大城も今菅野に育ててもらっている立場だから厳しいことを言うのはかわいそうかもしれんが自分よりも経験の浅いピッチャーの球を受けるとなったらそんなことは言っていられない」とした上で「大城よ 君は直江に、なんであんなにアウトコースばかりを要求したのかね」と投げかけた。

 そして「アウトコースにいいボールを投げられるからってそこばっかり一方通行に投げさせてたら1軍のバッターはすぐに外に目をつけてくる。それに、どんなにいいピッチャーでもおんなじところを投げさせたらそのうちの何球かは甘く入るに決まっている。その甘く入ってきたのを見逃さなかったのが鈴木誠也くんだよ」とピシャリ。「3球も4球もアウトコースを続けないでインコースも使ってやらないと。ボールでもいいからインコースに投げてこい!とドンと構えてやらないと!」と注文をつけた。

 味方打線に3回に先制してもらった直江は1―0で迎えた4回、1死から広島の主砲・鈴木誠也外野手(26)への高めに浮いた直球を左中間スタンド上段へ叩き込まれて同点とされ、この回を投げ切って降板。「やはり1軍の打者はスイングが速く、甘いボールは見逃してくれませんでした」とコメントを残している。「若いピッチャーは最初が肝心」と堀内さん。「大きく育てるにはキャッチャーの力量が問われるんだ。大城、次は頼んだよ!」と続けた。

 また、「しかし鈴木くんのホームランでっかく飛んで直江もビックリしたんじゃないかな(笑)」と鈴木誠にも触れ「そうそう、広島の遠藤くんも良かったねぇ。昨日の若いピッチャーの投げ合いは観ていて本当に楽しかった」と、勝利投手にはなれなかったものの7回1失点だった広島の先発右腕・遠藤淳志投手(21)のこともほめていた。

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2020年8月25日のニュース