ソフトバンク・千賀 「自分の投球」4回唱えて気合!勝てば工藤監督“秋山超え”通算457勝だ!

[ 2020年8月25日 05:30 ]

工藤監督(手前)が見守る前でダッシュする千賀(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 ソフトバンクは25日から本拠地・ペイペイドームでオリックス3連戦に臨む。初戦に先発する千賀滉大投手(27)は24日、ペイペイドームで調整。「自分の投球をするだけ」との決意を4度繰り返し、集中した。チームが勝てば、工藤公康監督(57)の通算457勝目となり、秋山幸二前監督を抜いて球団歴代指揮官単独4位となる。まずはエースで“秋山超え”を達成し単独首位をキープする。

 ここまで31勝23敗2分け。単独首位で本拠地・福岡に帰ってきたソフトバンク。工藤監督が15年の就任以来積み重ねた勝利数は「456」になった。25日のオリックス戦に、前監督の秋山氏を抜く監督通算457勝目がかかる。

 「秋山監督がいいチームをつくられて、僕は僕なりにやってきた。選手、スタッフが努力し支えてくれた結果に感謝ですし、ありがたい。彼らと一つでも多く勝って精進していかないと、と思っています」

 決意表明後に、期待を寄せたのが「頼りにしている、うちのエース」と表現する千賀だ。開幕に出遅れ、7月7日の復帰戦から7戦で4勝2敗。計42回を投げ42安打26失点(自責20)、防御率は4・29と本調子に戻っていない。工藤監督は「僕も経験があるが、試行錯誤し、もがいていいと思っている。一日も早く(調子を)取り戻してほしい」と思いを託した。

 この日、ペイペイドームで行われた投手練習に参加した千賀は、前回登板の8月18日のロッテ戦では自己ワーストの12安打を浴びた。もがくエースは、何度も自分に言い聞かせるように決意を述べた。

 「しっかり、いい自分の投球ができるように。それだけと思います。とにかく、しっかり、自分の投球ができるように。自分の投球をしっかりしたい。いつも通りに。本当にそれだけ。自分の投球をするのみ。それ以外、何の感情もない」

 4度、繰り返した「自分の投球」ができれば、指揮官へ節目の白星をプレゼントできる。中嶋監督代行の指揮で現在3連勝中と勢いがある“新生オリックス”を抑え、迷路脱出のきっかけをつかむ。

続きを表示

2020年8月25日のニュース