巨人・菅野 球団54年ぶり開幕9連勝「斎藤さんの記録はひとつも抜けないと思っていたのでうれしい」

[ 2020年8月25日 21:54 ]

セ・リーグ   巨人8―4ヤクルト ( 2020年8月25日    神宮 )

<ヤ・巨>勝利のハイタッチに向かう際、8回に登板し力投した田中豊(左)を労う菅野(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 巨人のエース、菅野智之投手(30)がヤクルト戦(神宮)で7回5安打2失点と好投。巨人では1966年堀内恒夫以来54年ぶりとなる開幕9連勝をマークした。打っても7回に満塁の走者を一掃する3点タイムリーを放つなど投打にわたる大活躍でチームの連敗を3で止めた。

 試合前まで通算1勝6敗と苦手にしていた神宮で菅野が輝いた。試合開始からわずか5球で先制を許すなど初回にいきなり2点を失う苦しいスタートとなったが、尻上がりに調子を上げて3回途中からラストイニングとなった7回まで14人連続凡退でフィニッシュ。打っては、大城の適時打で3―2と逆転した後の7回1死満塁で走者を一掃する左中間二塁打を放って3打点を挙げた。

 それでも「とりあえずホッとしてますけど、喜べる内容ではないのでしっかり反省して次に生かしたいなと思います」と第一声に悔しさをにじませた菅野。危なかったのは初回だけで2回以降は坂口に打たれた1安打のみ。「大城がうまく引っ張ってくれたと思うので、大城に感謝してます」と“年下女房”を立てた。

 また、7回に満塁の走者を一掃する二塁打を放った際には二塁ベース上で何度も大きなガッツポーズを作っていたが「まあ、まぐれだと思うんですけど、打てて良かったです」と笑顔。巨人では斎藤雅樹を抜き、堀内恒夫以来となる開幕9連勝には「斎藤さんの記録はひとつも抜けないと思っていたのでひとつ抜けてうれしいです」とし、今後に向けては「ずっと勝ち続けることは難しいと思うんで、次も勝てるように頑張ります」とまずは「次」の試合にしっかり投げることを宣言していた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年8月25日のニュース