阪神・藤浪 甲子園でブルペン入り 実戦復帰へ一歩前進「そんなに時間はかからない」

[ 2020年6月13日 05:30 ]

鳴尾浜で練習をした藤浪(代表撮影)
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 3日のソフトバンク2軍との練習試合で途中降板し「右胸の軽度の筋挫傷」と診断された阪神・藤浪が12日、甲子園球場でブルペン入りした。捕手を立たせて直球のみ20球。実戦復帰へ一歩前進した形だ。

 「自分としては違和感もないですし、そんなに時間はかからないかなと思います」

 本格的な投球練習ではなかったものの、緊急降板した3日以降初めて傾斜を使って感触を確かめた。「すごい大ごとではないと思ってましたけど。焦りすぎて再発がいけないんで。そのバランスを取りながらやっていこうと思います」。今後も慎重にステップを踏んでいき、実戦登板へのプランを組み立てる。

 高校球児へのエールも送った。10日には春の選抜出場が決まっていた32校を対象に、8月に甲子園球場で交流試合を実施することが決定。「良いことだと思います。いち高校野球OBとしてもそうですし。あれだけしんどいことをしてきてるんで、どの学校も一緒だと思うんですけど。その舞台が用意されることは良いことだと思います」。母校・大阪桐蔭の後輩たちも聖地でプレーすることが決まり、明るい表情を浮かべた。

 開幕1軍は絶望的ながら1日でも早い昇格を目指し、ギアを上げていく。(遠藤 礼) 

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2020年6月13日のニュース