楽天・則本昂 5回1失点、2回以降は二塁踏ませず セットポジションでの投球に「バランス良かった」

[ 2020年6月13日 05:30 ]

練習試合   楽天4-1ヤクルト ( 2020年6月12日    神宮 )

練習試合<ヤ・楽>5回1死、代打・宮本を三邪飛に打ち取り笑みを浮かべる則本(撮影・小海途 良幹)
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 試行錯誤しつつも準備を整えた。開幕投手を務める楽天・則本昂にとって本番前の最後のマウンド。コンディションを意識すると同時に、貪欲に新たなスタイルに挑戦した。

 前回登板はノーワインドアップの新フォームを試したが、この日は初回から走者がいない場面でもセットポジションで投球。開幕1週間前だが、向上心を失わず「自分に合ったものはどれか試行錯誤しているところ。バランスは良かったので(体を)うまく使い切れなかったところは修正したい」と説明した。

 練習試合で登板した2試合は、ともに違うフォームだった。この日は初回に1点を失うも、2回以降は二塁を踏ませず。最速150キロの直球やカットボール、新球のナックルカーブで緩急を駆使した。予定通りに5回で80球を投げ、5安打1失点。伊藤投手チーフコーチも「しっかり準備はできた。素晴らしい」と絶賛した。

 技術の向上と調整を両立させるのは、エースのなせる技。あとは2年ぶりの大役で結果を残すだけだ。 (重光 晋太郎)

 ▼楽天・浅村(5回に2戦連発となるバックスクリーンへの2ラン)低めのフォークに自然と反応できた。攻撃陣が1点でも多く点を取ってあげたかった。

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2020年6月13日のニュース