福岡 断念から一転 4地区に分けて開催 県教委が後押し

[ 2020年6月13日 05:30 ]

会見する土田会長
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 福岡県高野連は12日、福岡市内で常任理事会を開き、一度は開催断念を発表していた県独自の代替大会を福岡、北九州、筑後、福岡中央の4地区に分けて開催すると発表した。

 先月25日の開催断念の発表から一転し、福岡県高野連が代替大会開催を決めた。県教育委員会の要請を受けて、土田秀夫会長と野口敦弘理事長が県内4地区のさまざまな指導者のもとを訪れ練習状況など現状を調査。その上で福岡県を一本化するのではなく4地区に分けて県高野連が運営、県教育委員会が共催する形での開催を決めた。

 土田会長は「(発表を)翻すことで野球部員、特に3年生部員に関しましては、何度も決定のたびに気持ちを惑わせてしまい、心からおわび申し上げます」と謝罪した。これまで開催断念を発表した都道府県高野連は、福岡県高野連だけだった。

 また、県教委の要請で事態が動いたことに野口理事長は「要請ファーストなのか?と言われれば、答えに困る。試合をさせたい気持ちは先月25日の段階でも確認していたが、県高野連単独の責任、医療、学校の授業への責任とか、我々としては踏み込めないもどかしさがあって開催を断念した。(県教育委員会に)背中を押していただかなければ、一歩踏み出せなかったのは事実だ」と釈明した。

 福岡県内では福岡市内の監督有志が立ち上がり、33校参加の「福岡地区高校野球交流戦」を7月11日から開催すると、5日に発表していた。野口理事長は「ここまで計画していただいている。尊重した中で、引き継いで計画できれば」と、福岡地区については有志による開催計画を土台とする考えだ。

 大会は7月中旬に各地区ごとに開幕。8月上旬までの土曜、日曜、祝日に開催する。無観客を原則とするが、控え部員、保護者の入場は認める方向。試合形式やベンチ入りの人数などは今後、実行委員会を組織して検討する。

 〇…県独自の代替大会開催に、県内の指導者からも喜びの声が聞かれた。昨夏の県大会優勝校、筑陽学園は33校が参加する交流戦に出場予定だった。江口祐司監督は「(準備で)3年生と接する時間が短くなると思っていたが、安心して3年生に集中できる。ありがとうございます、という気持ち」と話した。柳川、自由ケ丘の監督として、春夏6度の甲子園出場実績がある真颯館の末次秀樹監督は、近隣の学校と連携して練習試合ができないかを模索していた。「高野連が仕切ってやる形がいいと思っていたので、うれしい。(選手にも)笑顔が出ていた」と話した。 

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