あの日本記録右腕も太鼓判!NTT西日本・大江 総合力武器にプロとの初対決に挑む

[ 2020年6月13日 19:53 ]

野田投手コーチ(右)の見守る前で投球練習を行うNTT西日本・大江
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 今秋ドラフト候補のNTT西日本・大江克哉投手(23)が13日、改めて強いプロ志望を示した。最速150キロ直球を軸に精度の高いカットボール、チェンジアップなどで安定して試合をつくる右腕は「プロは目標の場所。数少ないチャンスをモノにしたい」と話した。

 アピールとしては申し分のない舞台が巡ってきた。今月20日、阪神2軍との練習試合に先発予定。プロの打者と対峙(たいじ)するのは初めてで、スカウト陣の注目を集めることも予想されるが「あまり緊張しないタイプなので…」と笑う。「人間なので、状態がいい時ばかりではない。悪い時にどう修正して、まとめることができるか」。気負うことなく自然体で、持っているモノをそのまま出し切る。

 修正力の後ろ盾となるのが「緩急」だ。社会人1年目だった昨年の夏頃からカーブの本格習得に着手。阪神、オリックスで活躍し、1試合19奪三振の日本記録を持つ野田浩司投手コーチのアドバイスで習得に取り組み、投球の幅を広げた。右腕は「体を大きく使うことで、早く(左肩が)開くということがなくなった」と効果を実感する。野田コーチも「もともと能力がある投手だが、ちょっとしたコツをつかんだと思う。全球種を同じフォーム、タイミング、リリースで投げられる」と総合力を認める。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で社会人野球の日本選手権は中止。チームも4月1日から2カ月間、全体練習を休止し、個人練習へと移行した。アピールの場を失い、心身ともに不安定な時期だったが、明確な目標を胸に練習を継続。1日5食とウエートトレーニングで、休止前に72キロだった体重の4キロ増量に成功した。「受けてくれる捕手には球が重くなったと言われます」と喜ぶ。大商大との練習試合が中止となったこの日は、室内練習場で88球の投球練習。勝負の秋に向けて、着実に状態を上げていく。

 ◆大江 克哉(おおえ・かつや)1996年6月22日生まれ、京都府向日市出身の23歳。第二向陽小4年から「物集女(もずめ)ボンバーズ」で野球を始め、西ノ岡中では軟式野球部に所属。塔南では1年秋からベンチ入りし、3年春から背番号1。甲子園出場経験はなし。花園大では最優秀選手賞1度、最優秀投手、ベストナインをそれぞれ2度獲得。19年の都市対抗大会、日本選手権でともに8強。最速150キロにカットボール、スライダー、チェンジアップ、カーブを操る。1メートル77、76キロ。右投げ右打ち。

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