骨髄移植受けた北別府さん、白血球の数がわずかに上昇 妻は「嬉しさのあまり虚脱状態」

[ 2020年6月13日 16:36 ]

北別府学氏
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 広島のエースとして通算213勝を挙げ、1月に公表した成人T細胞白血病治療のため5月19日に骨髄移植を受けた北別府学さん(62)のブログが6月11日に妻・広美さんによって10日ぶりに更新され、ようやく面会が許されたことや、白血球の数が上がってきたことなどが報告された。

 広美さんは「嬉しいご報告、少しだけですが」のタイトルでブログを更新。「白血球の数がほんの少しだけですが上がってきた事をご報告させて戴きます」と書き出すと、「実は、3週目に入った頃面会を許可されました」と新型コロナウイルス感染予防のため病院から止められていた面会がかなったことを明かした。

 「その頃主人の容態もかなり悪い上に、移植から3週目に入っても数値が全く上がらず主人は絶望していた事を、担当の先生は感じて面会の許可となったのだと思います」と広美さん。「まだ、主人はあまり会話することさえ出来ない状態ですから、一方的にですが梅雨に入った事、もうすぐプロ野球が開幕する事など背中をさすりながら話をしました」と病室の様子も明かした上で「毎年、主人は引退して何年経っても開幕の頃には緊張してくると話をしていましたのでその頃には主人の意識もはっきりしてくれたらと願わずにいられません。少しばかりですが、嬉しいご報告ができました事は皆様の励ましと関係者の方々の治療のおかげと感謝致します。本当にありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。

 また「追伸」として「3週目に入り全く上がらない数値に一時は再移植が頭をよぎったりしておりましたので、主人が生きてくれると思った途端に嬉しさのあまり虚脱状態です」と広美さん。「皆様から頂いている励ましのメール等にも全く返信できずにおります事、この場をお借りしてお詫び申し上げます」とさらに感謝の言葉を重ねた。

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2020年6月13日のニュース