ソフトB・東浜　打球直撃も3回無失点で開幕準備万端「ボールの質は前回より良くなっている」

練習試合   ソフトバンク3－0広島 （ 2020年6月12日    ペイペイD ）

習試合＜ソ・広＞初回無死、ピレラの打球を左太ももに当てた東浜（撮影・中村達也）
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　不屈の零封、開幕任せた！ソフトバンクの東浜巨投手（29）が12日の練習試合、広島戦（ペイペイドーム）に先発。初回、先頭打者の打球を左太腿内側に当てるアクシデントがあったが、3回1安打3奪三振無失点の好投を見せた。患部の状態に問題がなければ、19日の開幕、ロッテ戦（ペイペイドーム）に、プロ8年目で自身初の開幕投手を務める。

　試合開始から1分。東浜がグラウンドに倒れ込んだ。初回、先頭のピレラに投じた4球目、痛烈な打球が左太腿内側に当たる。ボールを拾い上げて一塁に送球すると、しばらく動けなかった。

　ベンチ裏で治療を受け、再びマウンドへ。2死から西川に四球を与えたが、4番・鈴木誠は見逃し三振。3回を投げ1安打無失点で降板した。

　「初回の先頭打者でのアクシデントはありましたが、ボールの質は前回よりも良くなっているし着実に前に進んでいると思います。球数はもう少し投げたかったですが、大事を取って降板させてもらいました」

　19日のロッテ戦で自身初の開幕投手を務める右腕。開幕前の最後の登板で80球程度を投げる予定だったが、43球でマウンドを降りた。それでも2回以降も150キロを計測するなど、変わらないパフォーマンスを見せた。工藤監督は「大事を取ってですね。明日（12日）確認して」と、患部の状態に問題がなければ、予定通りに開幕戦のマウンドを託すとした。

　前回登板した6日の阪神戦では3回8安打4失点と不安を残したが、中5日の登板で、修正してみせた。「腕は振れていたし、感覚的にはまだまだ良くなるんじゃないかなと思います」とアクシデントに見舞われながらも、手応えをつかんだ。

　イレギュラーな形ながらも、プロ8年目で初の大役へ。中6日で本拠地・ペイペイドームのマウンドに上がる右腕は「開幕までの残り1週間は、体調を整えることを第一に考えて過ごしたい。マウンドに上がれば全力で腕を振りたい」。3年ぶりのリーグ優勝、4年連続の日本一を狙うチームに、今シーズン1勝をもたらすことだけを考え、最善の準備をする。

　▼ソフトバンク・森（9回に登板し3者凡退）開幕までもう時間がないので自分ができることをしていきたい。開幕ダッシュできるようにチームを勝たせる投球をしたい。