JR東日本 巨人相手に今秋ドラフト候補3投手が力投 右腕・石井は1回1失点

[ 2020年6月13日 05:30 ]

オープン戦   JR東日本8―3巨人 ( 2020年6月12日    ジャイアンツ球場 )

巨人とのオープン戦に登板したJR東日本の石井
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 巨人含め4球団のスカウトが視察する中、JR東日本の今秋ドラフト候補3投手が登板した。

 4番手で9回を1イニング投げた右腕・石井聖太投手は自粛明けの練習試合再開後、初登板となった。

 中央学院大2年時、全日本大学選手権準優勝に貢献した。1回戦の第一工大戦では完全試合に迫る2安打14奪三振完封の好投。その直球は分かっていても打てないと評され、2年後は上位候補と呼び声も高かった。

 しかし、肘を痛め、同年夏にトミー・ジョン手術を受けた。JR東日本に入社して2年目。最速は149キロで解禁年の今季は大学時代から追いかける複数球団が熱視線を注ぐ。この日もマウンドに上がるとネット裏のスカウト陣が一斉にビデオカメラとスピードガンを向け、期待度の高さを物語った。

 「リードしていたので、強気で攻めていこうと思った」と、1発こそ被弾したが最速144キロを計測。1回1失点にまとめた。

 術後の恐怖心を乗り越えようとしている。「手術して来月で4年たつが、これまではまだ怖くて真っ直ぐがしっくり来ていない状態だった。でも、ケガ前と比較されるのはストレート。強い球を投げることは入社後も意識してきた。最近になって少しずつ納得いく球が投げられるようになってきた」という。

 「大学時代の時みたいにしならせて投げると痛みが出てしまってできるだけそうならないように投げてきた。でも、つい先日、ちょっとやってみようと思って投げたら“いけるな”と」。手応えを感じた瞬間だった。

 手術歴を抱えていても採用してくれた会社に恩返ししたい思いが強い。「昨年は投げられるのに抑えられないもどかしさがあった。プロに行きたい思いもあるので、まず今年は都市対抗予選でしっかり投げられるようにしたい」と力を込めた。

 同じく国際武道大出身の2年目で先発した左腕・伊藤将司投手は5回1失点。「走者へのケアがうまくできていなかったのは課題。ツーシームやチェンジアップは手応えがあった。もっと直球の質を磨きたい」。

 また、6回1死満塁から救援した大体大浪商出身の4年目右腕・西田光汰投手は持ち前の力強い球で後続を断ち、無失点で切り抜けた。「対プロということは意識せず、いつも通りやれた」。

 ともにプロを見据える3人の力投が光った一戦だった。

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