埼玉 代替大会は8・8開幕 7イニング制で8回以降はタイブレーク

[ 2020年6月13日 05:30 ]

代替大会開催を発表する埼玉県高野連の坂上節会長(左)と神谷進専務理事
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 各地の高野連は12日、独自の代替大会の開催を決めた。埼玉県高野連は伊奈町内で運営委員会を開き、8月8日開幕で開催すると発表。7イニング制を採用し、同点の場合は8回以降にタイブレークを行う。

 埼玉県高野連の坂上節会長は「ひたむきに努力を重ねてきた球児のことを思えば、何とか活躍の場をつくってあげたいというのが一致した思いだった」と開催に至った経緯を話した。名称は「令和2年度夏季埼玉県高等学校野球大会」。8月8日から23日の日程で県営大宮公園野球場など12球場で、基本的に無観客で1日3試合を予定。選手の移動距離を短縮するため、東西南北の4地区ごとに試合を行い、勝ち残った4チームで優勝を争う。

 注目すべきは大会方式で、7イニング制を採用する。同点の場合は8回以降にタイブレークを行う。坂上会長は「埼玉県はまだ部活動は再開していない。専門家に相談したところ、最低4週間は選手の体力が戻るのにかかる。暑さもあるので」と説明した。順延などにより24日を越える場合は大会を打ち切る。

 ベンチ入りは20人で、試合ごとの入れ替えは可能。今年のセンバツから採用する予定だった「1週間に500球以内」の球数制限も導入される。

 8月に甲子園で開催されるセンバツ代表校による「2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)」に出場予定の花咲徳栄の日程については最大限の配慮を行う。今後は17日の運営委員会で感染対策などの詳細を協議し、加盟する163校に参加意向を確認する。(柳内 遼平)

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2020年6月13日のニュース