「作戦面で頭を使うスポーツやから…」日本ハム宮西が異論唱えるMLB“ワンポイント禁止”ルール

[ 2020年3月22日 09:30 ]

日本ハム・宮西
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 08年の日本ハム入団以来救援一筋で、プロ野球最多337ホールドを誇る宮西尚生投手(34)が、大リーグで今季から適用される「ワンポイント禁止」の新ルールについて持論を展開した。

 このルールは投手が最低でも打者3人と対戦するか、イニング終了まで投げることが義務づけられるもの。負傷など登板続行が不可能とならない限りは投手交代が認められない。宮西は今でこそ打者の左右関係なく登板する球界屈指の救援投手だが、入団当初はワンポイントなどのチャンスをモノにして現在の立場を確立した。申告敬遠などの大リーグのルール変更が、数年遅れて日本球界も取り入れる流れがあるだけに「何でもかんでもメジャーに合わせなくてもいい。リリーフの立場からすれば、僕もそうやったし、そこから成長できて長く野球を続けられる選手も出てくる。可能性を潰してほしくない」と訴えた。

 時間短縮を目的とする導入理由にも異論を唱える。「続けて打たれたらピンチが拡大して余計に(投球間隔の)間が長くなったりする。ワンポイントをなくしたからと言って時間短縮になるかはわからない。個人的には他にもっとカットできるところはあるんじゃないかと思う」。仮に新ルールが適用された場合、打者2人目まで勝負し、状況によって3人目は敬遠するなどの作戦が起こり得るとし、「作戦面で頭を使うスポーツやから、なおさら時間がかかる可能性があるかもしれない」と指摘した。

 1点だけ新ルール導入の利点として挙げたのが、救援陣の奮起だ。「ワンポイントでいく左投手は右(打者)もいけるよと思っている。逆に廃止された方が“よっしゃ、3人と勝負できる”という気持ちになる。俺は昔からそう思っていた」と明かす。そのハングリー精神で、入団から12年連続で50試合以上登板、球界史上初の300ホールド達成と数々の偉業を成し遂げてきただけに説得力のある言葉だ。

 頭を使うのが野球の醍醐味。その1つを失いかねない新ルールに記者も反対だ。(記者コラム・東尾 洋樹)

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