ロッテ・福田秀 今年3本目の先頭弾に「自分でもびっくり」前日は元同僚応援“ミス”も一日で修正

[ 2020年3月22日 05:30 ]

練習試合   ロッテ2―3ソフトバンク ( 2020年3月21日    ペイペイD )

<ソ・ロ>初回無死、右越え本塁打を放った福田秀(撮影・中村達也)
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 開幕延期となっていなければ、福岡のファンへ最高の恩返しになっただろう。昨季まで13年間所属した古巣ソフトバンクを相手に、ロッテ・福田秀が初回に見事な先頭打者弾。打球はペイペイドームの右翼ホームランテラスに飛び込んだ。観客がいれば場内には驚きを表すどよめき、落胆交じりのため息、そして温かい拍手が交錯したに違いない。

 「本来ならば、この3連戦はたくさんの人がいる中で試合をやりたかったけれど、そうならなかった。でも、見てくれている人たちはいる。(テレビなどで)元気な姿を見せることはできたんじゃないかな」

 「1番・中堅」で2戦連続出場した第1打席。二保のカーブを見逃し、チェンジアップを空振りした。わずか2球で追い込まれたが、ここから抜群の対応力を発揮。「二保の真っすぐをまだ見てなかったので、直球は頭の中にあった。なんとか粘れたらと考えていた」と振り返るが、2球目よりも甘くなったチェンジアップを一振りで仕留めた。

 オープン戦でも2月29日の楽天戦、7日のヤクルト戦で先頭打者アーチをマークした。「どの打順でも1打席目は特に大事にしている」。今年は早くも3発目の先頭打者本塁打。公式戦では昨年6月23日の巨人戦で菅野から打った1本だけとあり、「自分でもびっくりしています」というのも当然だった。

 慣れ親しんだ球場だが、福田秀にとっては「紅白戦ぐらい」と三塁ベンチに座ることが新鮮だ。ビジターのクラブハウス、ロッカールームは使用したこともない。前日の試合中にはベンチから「思わず“行け、アキラ”」と反射的にかつての同僚・中村晃を応援する“ミス”を犯したが、この日は「一呼吸置いてから口に出すようにした」と笑った。こんな課題も、わずか一日で修正してみせた。(横市 勇)

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