公式戦だったら…中日、広島相手に“開幕3連勝” 鬼門3タテに与田監督「練習試合であっても…」

[ 2020年3月22日 17:59 ]

練習試合   中日9―8広島 ( 2020年3月22日    マツダ )

<練習試合 広・中>勝利しナインと喜ぶ最後を締めたゴンザレス(右)(撮影・奥 調)
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 開幕していたら…。竜党にとっては、歯がゆい勝利となった。

 中日は広島に逆転勝利。1点を追う9回2死から根尾が内野安打でチャンスメークすると、木下拓が冷静に四球を選び一、二塁と好機を広げた。

 一打同点のチャンスで前日、本塁打を放ち復調気配の福田がフランスアの外角に沈むチェンジアップに食らいつき、中前打に。二走の根尾が同点のホームを踏むと、中堅手・野間が三塁へ悪送球。その間に木下拓も生還し、一気に勝ち越した。

 1点差で迎えた9回裏は新外国人・ゴンサレスが登板。3連打で無死満塁と絶体絶命のピンチを背負ったが、会沢を二飛に打ち取ると、三好は右飛、最後は小園を左邪飛に仕留め、何とか逃げ切った。来日後、無失点を続ける助っ人左腕は「ノーアウト満塁になったが、何とか0で抑えようと思って投げた。結果、0点で終わることが出来て良いアピールができた」と汗をぬぐった。

 本来ならば開幕戦だった今カードは、練習試合といえど、3連勝。昨年まで6年連続負け越しているマツダスタジアムでのカード3タテは12年4月以来の快挙だ。与田監督も「練習試合であっても、そういうところを意識して戦っている。苦手な球場で勝つのは大事」と納得顔。その上で「公式戦と違い、選手にとってどれくらい自信になるか分からないが、学べることは多い」とこの3連勝を成長の糧にと願った。

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