野球殿堂 特別表彰に伝説の早慶6連戦両監督 前田祐吉氏と石井連蔵氏

[ 2020年1月14日 18:28 ]

野球殿堂入り通知式で記念撮影を行う(前列左から)田淵幸一氏、斉藤惇・理事長、故・前田祐吉氏の次男・大介氏、故・石井連藏氏の長男・拓蔵氏、(後列左から)山中正竹・法友野球倶楽部会長、大久保秀昭・慶大野球部前監督、小宮山悟・早大野球部監督(撮影・西川祐介)
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 今年の野球殿堂入りが14日、都内の野球殿堂博物館で発表された。

 特別表彰委員会からは1960年の伝説の「早慶6連戦」で指揮を執った慶大の元監督で故・前田祐吉氏と早大の元監督で故・石井連蔵氏が選出された。

 石井氏は日米大学野球選手権の創設、前田氏はアジア野球連盟の事務局長として野球途上国支援などで普及に貢献した。

 ゲストスピーカーを両氏の教え子である慶大前監督でJX―ENEOSの大久保秀昭監督と早大の小宮山悟監督が務めた。

 大久保氏は「(慶大でバッテリーを組んだ)小桧山(雅仁)と迷惑もかけたがお父さんのように思っていた。いつも言っていたのは“野球がすべてになっちゃいけない”ということ。時代を先取って本当にダンディーな人だった」と亡き恩師に思いをはせた。

 小宮山氏は「(殿堂入りの一方は)跳び上がるくらいうれしかった。石井さんは6連戦では勝ったが、それ以外は駄目だった。6連戦のおかげで俺の今があると言っていた」とエピソードを紹介。今年は早慶6連戦から60周年にあたるだけに「特別な1年」と引き締めた。

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2020年1月14日のニュース