広島 松山 「吉田正バット」導入検討 長打力アップが来季のテーマ

[ 2019年12月27日 05:30 ]

広島・松山
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 広島・松山が「吉田正バット」の導入を検討していることを明かした。今月中旬、契約するザナックス社の大阪本社を訪問し、来季の新バットについて発注したという。

 「3本ぐらい新しいバットを試していこうと思っている。一つは、(オリックス)吉田正尚のモデルを自分なりにアレンジしたもの。長距離タイプというよりも、やや(重心が)トップになるぐらいだと思う」

 長さ33・5インチ、重さ900グラムは今季から変更せず、新しい形をテストする。きっかけは、同僚の“侍土産”にあった。

 「誠也がプレミアで使っていたものを、マツダに帰ってきたときに使わせてもらった。それがよかった」。11月の「プレミア12」で侍ジャパン入りした鈴木誠は、オリックス・吉田正のバットを気に入り、大会期間中に同型をアシックス社に発注。大会後、松山がマツダスタジアムで「吉田正モデル」を借りて打撃練習を行ったところ、好感触を得たという。

 今季6本塁打と4年ぶりに2桁アーチを逃したこともあり、長打力アップを来季のテーマに掲げている。新バットは、長距離タイプに特化してはいないというが、今季29本塁打を放った吉田正の相棒にヒントが隠されている可能性もある。

 「扱いやすさにこだわっている。シーズンで型を変えたくないタイプなので、ここから一つに絞りたい」。今オフは、例年控えているという振り込みを継続中。振り続けて、最良の新相棒を見つける。(河合 洋介)

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2019年12月27日のニュース