阪神 近本 先輩オリ・田口コーチのような長寿選手に

[ 2019年12月27日 05:30 ]

関学大硬式野球部OB会の「プロ野球選手を囲む会」で並んで乾杯する(左から)オリックス・田口、日本ハム・宮西、ロッテ・荻野の先輩たちと笑顔で完敗する近本(撮影・大森 寛明)
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 阪神・近本光司外野手(25)が26日、大阪市内のホテルで開かれた「関学大出身プロ野球選手を囲む会」に出席。OBで日米通算20年間のキャリアを誇ったオリックス・田口野手総合兼打撃コーチのような、長寿選手を目指すことを誓った。

 「こういう会に呼んでいただけてうれしいです。同じ舞台に立てたとは思っていないので、10年以上できるようにしたいです」

 1年目の今季はセ・リーグ新人最多安打記録を塗り替えただけでなく、盗塁王にも輝いた。その功績を認められ、関学大からは史上初となる学長賞を授与された。ただ、飽くなき向上心を抱く近本にとっては、始まりの一歩に過ぎない。先輩にあたる田口氏はその姿勢に感銘を受けると同時に、描く将来像に大きく頷いた。

 「すごいなと見ていました。(活躍は)めちゃくちゃうれしいですね。彼は考えてやれていると思いますし、息の長い選手になってほしい。その素質は十分あると思うので」

 同会には日本ハム・宮西、ロッテの荻野も参加。プロで活躍する先輩以外に硬式野球部の卒業生からも多くの激励を受け、充実の一時を過ごした。「たくさんの方に見てもらっているので、こういう声援を自分の力に変えていきたい」。気持ちを新たに、さらなる飛躍を期す。
(長谷川 凡記)

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2019年12月27日のニュース