マー君 地区S第2戦先発で意気込み「自分らしく投球ができれば」

[ 2019年10月5日 07:28 ]

ツインズとの地区シリーズ第1戦を前に意気込みを語ったヤンキース・田中将大(AP)
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 5日(日本時間6日)にヤンキースタジアムで行われるツインズとの地区シリーズ第2戦に先発するヤンキース田中将大投手(30)が、4日(同5日)の第1戦前の会見で意気込みを語った。

 今季のツ軍はメジャー史上最多の307本塁打を放った重量打線が自慢。特に本塁打が出やすいヤンキースタジアムは細心の注意が求められるが、田中は「自分の投げるボールにしっかり自信を持って、自分らしく投球ができれば、抑えるために必要なことっていうのは必然とできていく」と自然体を強調した。

 普段通り投げさえすれば、結果はついてくるという自信がある。メジャー入り以降、プレーオフでの田中は5試合に先発して防御率1.50。その5戦では2点以上を許したゲームは1つもなく、田中の大舞台での強さはニューヨークでもすでに認められている。その点について問われると、「(調整などで)何が正解かっていうのはわかっていない」としながらも、「自分が自分でしっかりといるっていうことが成功するためには必要」と緊張感溢れるゲームで力を出すためのヒントを示した。

 会見終了後、田中はフィールドでチームメートとともに汗を流し、平地でブルペン捕手を座らせて26球。その後にダッシュなどをはさみ、最近のルーティンになりつつあるブルペンのマウンドでのシャドーを黙々とこなした。1年の総決戦といえるポストシーズンでも特別なことはしない。5日(同6日)、田中はあくまで“自分らしく”大舞台のマウンドに立つ。(ニューヨーク・杉浦 大介通信員)

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2019年10月5日のニュース