中日退団の松坂、手土産持参で申し入れ「感謝の思いしかありません」

[ 2019年10月5日 05:30 ]

松坂、中日退団

囲み取材で唇を噛む松坂(撮影・椎名 航)
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 スーツ姿でナゴヤ球場に現れた松坂は加藤球団代表と会談後、取材に応じ、退団理由を語った。球団側とは9月に2度、会談を行い来季の契約を打診されていたが「なかなか答えが出なくて、1カ月弱悩みました」と複雑な胸中を激白。その上で、1日に退団が発表された森繁和シニアディレクター、友利結国際渉外担当の名前を挙げ「ホークスをクビになった時に声を掛けてもらい、ドラゴンズに拾ってもらったので、2人が退団することになったのを聞いて僕もいちゃいけないと思った」と説明した。

 会談前には紙袋4つを手にし、球団スタッフへ渡した。2軍首脳陣や選手らに別れのあいさつも済ませ「球団には感謝の思いしかありませんし、大した力になれなかった僕を一生懸命応援してくださったファンの皆さんに感謝しています。チームメートとも、もっと一緒に野球をやっていたかった」と時折、声を詰まらせた。最後に「2年間、本当にありがとうございました」と深々と頭を下げ球場を後にした。 (徳原 麗奈)

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2019年10月5日のニュース