楽天 空中戦制しファイナルS進出へ王手 一発攻勢でソフトB投手陣を攻略

[ 2019年10月5日 16:15 ]

パ・リーグCSファーストS第1戦   楽天5―3ソフトバンク ( 2019年10月5日    ヤフオクD )

<ソ・楽>初戦を勝利しタッチを交わす浅村(右から3人目)ら楽天ナイン(撮影・岡田 丈靖)
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 クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦が5日、ヤフオクドームで行われ、シーズン3位の楽天が同2位のソフトバンクに5―3で勝利。両チームで6本のアーチが飛び出す空中戦を制し、ファイナルステージ進出へ王手をかけた。

 楽天は2点を追う3回、9番・オコエが左越えの1号ソロ。さらに、2―3の5回、2死走者なしの場面で3番・浅村が相手先発右腕・千賀が投じた154キロの直球を捉えて、左越えの同点ソロを叩き込んだ。この本塁打で浅村は初回に放った先制弾と合わせてこの日、2本目のアーチを記録した。

 これで勢いに乗った打線は7回、2死走者なしから2番・茂木が左越え1号ソロで勝ち越しに成功。打線は4本のソロアーチをマークして、ソフトバンク投手陣を攻略した。

 投げては先発の則本が6回99球で5安打3失点1死球9奪三振の粘投。5回、2番・今宮から空振り三振を奪った際にはガッツポーズをして雄叫びを上げるなど気迫の入ったピッチングでねじ伏せた。7回からは継投に入り、宋家豪、森原とつないで最後は守護神・松井が締めて勝利。リーグ王者・西武が待つファイナルステージ進出へ、あと1勝に迫った。

 一方のソフトバンクはシーズンで13勝を挙げた千賀が先発するも7回を投げて、今季ワーストとなる4本のソロを浴びる4失点で降板。打線も楽天の投手陣を前に反撃することはできなかった。

 ▽楽天・平石監督 選手たちがよくやってくれた。ノリ(則本昂)は立ち上がりは硬くなっていたが、徐々にしっかり修正してくれた。浅村は割り切った打撃をしてくれた。

 ▽ソフトバンク・工藤監督(4本塁打を浴びた千賀は)ちょっとボールが高かった。終わったわけではない。1戦目と変わらず、みんなで集中してやっていく。

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