阪神・中谷、初の2打席連発 3安打5打点大暴れ「いい流れの中で打てた」

[ 2019年4月19日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神13―5ヤクルト ( 2019年4月18日    神宮 )

6回2死一塁、中谷は左越えに2打席連続の2点本塁打を放つ(撮影・北條 貴史)
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 これが中谷の魅力だ。チーム屈指のパンチ力と、はまった時の爆発力。主役こそ大山に譲ったが、自身初の2打席連続本塁打を含む5打数3安打5打点の大暴れで、勝利の立役者の一人となった。

 「チームのいい流れの中で打てたのはよかった。1本だけで終わらず、3本打てたというのもよかったと思います」

 まずは初回。大山の先制3ランが飛び出し、なお1死二塁から痛烈な左越え適時打で試合の流れを完全に引き寄せた。だが、これはほんの序章だ。8―1と押せ押せの4回2死二塁では相手2番手・中沢のシュートを振り抜き、左中間への3号2ラン。チームの得点を2桁に乗せた。

 さらに6回2死一塁では、風張から再び左中間への4号2ラン。1試合2本塁打も自身初で、16日の松山でのこのカード初戦の最終打席の右越え2号ソロから数えれば、5打席で3発という爆発ぶりとなった。

 大山の2発、近本の1発を加えての1試合5本塁打は、チームにとって11年7月17日の横浜戦(現DeNA)以来、8年ぶり。延長12回まで戦って7安打2得点だった前夜のうっぷんを晴らすアーチ競演となった。

 この試合は福留が今季初めて休養のために欠場。代わって左翼に入ったのが中谷だった。大黒柱不在の中での快勝に「そういう日に若い選手で結果を残せたというのは今後につながると思う」と前を見据えた。どうしても好不調の波が大きいのが近年の課題。会心の一夜をきっかけに、今年こそカベをぶち破りたい。(山添 晴治)

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2019年4月19日のニュース