広島・小園海斗 右手甲打撲も何の「痛み関係ない。気持ちで」打った2安打 状態上向き 

[ 2026年4月24日 05:05 ]

セ・リーグ   広島0―2ヤクルト ( 2026年4月23日    マツダ )

<広・ヤ(5)>5回、安打を放つ小園(撮影・椎名 航)
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 広島・小園海斗内野手(25)が23日、ヤクルト戦で出場19試合目にして初のマルチ安打を記録した。前日22日の同戦で右手甲に死球を受け途中交代。状態が心配された中で先発出場し連続試合安打を5に伸ばすなど奮起した。チームは2試合連続零敗を喫し22イニング連続無得点で借金も今季ワースト6に膨らむ中、背番号5の復調気配は希望の光だ。 

 小園の調子が上向き始めたことが、敗戦の中での救いだ。2点を先行された直後の5回2死二塁、高梨の外角フォークを左前打。本塁を狙った二塁走者・菊池が憤死したが、好機で見せ場をつくった。

 「気持ちです。痛いですけど、そこは関係ない。(骨は)折れていないので」

 前日22日に右手甲に死球を受け途中交代。病院に直行し「右手第5中手骨打撲」の診断を受けた。この日は、その右手にサポーターを施し先発出場。痛みが残っているとはいえ、気力を振り絞って結果につなげた。8回先頭では清水の直球を右前打。出場19試合目にして今季初の複数安打を記録した。

 「いい感じで力が抜けたのか分からないですけど、良かったです」
 18日のDeNA戦から5試合連続安打。打率こそ・176だが、確実に状態は上向いている。新井監督も「なかなか点が取れないけど(良い)兆しが出ている。そこはいい材料」とうなずいた。
 小園は3月のワールド・ベースボール・クラシックを終え、チームに合流したが、思うように状態が上がらず、苦しい日々を過ごす。今月4日の阪神戦の第3打席から25打席無安打とトンネルに迷い込む時期もあった。15日の中日戦で安打を放った際も「状態は良くない。分からないです」と心中は晴れやかではなかった。

 現状打開に向け、打席での目付けを変えたりするなど、試行錯誤を続けてきたが、この日は結果に手応えをのぞかせた。そして今後に向け、言葉に力を込めた。

 「ここからまだ試合が続くので頑張ります」
 チームは2戦連続零敗で今季ワーストを更新する借金6。22イニング連続無得点で最近4試合の総得点「2」が物語るように得点力不足が深刻だ。小園はかねて「迷惑をかけている」と責任を痛感していた。「ポケモンベースボールフェスタ」として開催されたヤクルト3連戦では計8打数4安打。この夜の2安打で自身の上昇へのきっかけは確かにゲットした。後はチームの勝利に直結する活躍を目指す。
 (長谷川 凡記)

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