日本ハム輝星、松坂&大谷流驚がく初ブルペン 直球+カーブだけで23球

[ 2019年1月19日 05:30 ]

ブルペンで投球練習する吉田輝(撮影・沢田 明徳)
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 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18=金足農)が18日、千葉県鎌ケ谷市で新人合同自主トレ初のブルペン投球を行い、捕手を立たせたまま、カーブ3球を交えて23球を投じた。カーブと直球のみのブルペン投球は、エンゼルス・大谷翔平投手(24)や中日・松坂大輔投手(38)が行う調整法。昨夏の甲子園を沸かせた浮き上がる直球も健在で、2月16日の紅白戦を見据え、調整ペースを上げていく。

 新品のスパイクのひもを結び直すと「よし」と声を上げ、甲子園準優勝右腕・吉田輝はマウンドに立った。ドラフト5位の甲子園優勝右腕・柿木(大阪桐蔭)と並んでのブルペン投球。55人の報道陣の目が一点に集まった。

 金足農で今月初旬に投げて以来のブルペン投球で「力的には6割くらい」としたが、昨夏の甲子園を沸かせた浮き上がる直球は健在だった。投球後に柿木に「調子が悪かった。そっちは調子が良さそうでいいな」と漏らしたが、球を受けた柴田悠介ブルペン捕手は「きれいな回転で軸もしっかりしている。130キロ台後半は出ていた」と驚きの声を上げた。

 23球の中に意図があった。変化球は10球目に初めて投じたカーブ3球のみ。「普段は最初にカーブを何球か投げて、肘の使い方が柔らかくなってから直球を投げる。体のバランスも整えられる」と語り「(他の変化球は)いきなり投げると直球のバランスが悪くなってしまうので」と説明。木田投手チーフコーチ、吉村浩GM、侍ジャパンの建山投手コーチが見守る中でも舞い上がることなく、冷静に自分と向き合った。

 「直球とカーブ」のブルペン投球は、日本ハムの先輩でエンゼルス・大谷の13年1月の合同自主トレ初ブルペンとだぶる。大谷も投球のバランスを整える目的で採用。さらに、中日・松坂も新人時代から実践する。大谷&松坂流の第一歩。「カーブは想像に近い投げ方ができていた」と手応えを口にした。

 左足を一度上げてから静止し、そこから前に踏み出すプロ仕様の2段モーションで最初に14球投じた。「体重移動の時に強い球を投げようとすればするほど、上半身だけが(投げる方向に)流れて腕が遅れて出てくることがある」と模索中だが、後半9球は従来のフォームで投げ、違いも確認した。

 キャンプは2軍スタートだが、目標は2月16日の沖縄県国頭村で行われる紅白戦。ここでアピールできれば、開幕1軍へチャンスも広がる。「柿木とはキャンプの中でも勝負。良い成績を残した方が先に1軍で投げられると思うので、自分が先に投げたい」。目標へ一歩ずつ前に進む。(武田 勇美)

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