阪神 筒井スカウト ドラ1候補星稜・奥川を今年初視察「勝ち運や人をひきつける魅力ある」

[ 2019年1月19日 05:30 ]

筒井スカウト(右)が見つめる中、投げ込む奥川(撮影・坂田 高浩)
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 阪神の筒井和也スカウト(37)が18日、今秋ドラフト1位候補の星稜・奥川恭伸投手(2年)を今年初めて視察した。最速150キロを誇る今秋最大級の目玉候補で、国内11球団目の「奥川詣」だった。3月の練習試合や出場が確実視される今春の選抜大会と今後も熱視線を送り続ける方針だ。

 気温4度。粉雪が舞う金沢で担当スカウトはブルペンに熱いまなざしを向けた。18・44メートルより距離の長い26メートルに設定し、捕手を立たせた投球練習は50球に及んだ。「フォームもブレないし、球の軌道もブレない。下半身をうまく使って投げていましたね。担当スカウトとしては、そりゃあ欲しいですよね」。糸を引くような力強い球に狂いのないコントロール。そのすべてに魅了された。

 決勝で札幌大谷に敗れたとはいえ、昨秋の明治神宮大会で世代No.1を証明した。1大会の奪三振数は05年の駒大苫小牧・田中将大(現ヤンキース)の47(4試合)が最多。奥川は3試合で26個を数え、奪三振率14・63は田中の14・1を上回った。阪神は同大会の準々決勝・広陵戦を和田豊テクニカルアドバイザーら総勢7人で視察。素材と完成度の高さに加え、その人間性にもホレ込んでいる。

 「後輩からも慕われていると聞きますし、頭も見た目もいいですね。彼には勝ち運や人をひきつける魅力があります。この一年間が本当に楽しみです」

 筒井スカウトは練習試合が解禁される3月以降も積極的に視察に訪れる予定だという。奥川は静かに意気込んだ。「注目していただけるのはありがたいことです。感謝の気持ちを持ち、周りの期待に応えられるような選手にならなければ、自分の目指すところにはたどり着けないと思っています」。まったくブレない男を猛虎もブレずに追いかけていく。(吉仲 博幸)

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