ヤクルト 浜田 明豊先輩・今宮流「テニス打法」で勝負強さ発揮

[ 2019年1月19日 10:30 ]

新人合同自主トレに臨む浜田(右)と中山
Photo By スポニチ

 【19年版球界新士録 ヤクルト・ドラフト4位 浜田太貴外野手】大分の名門・明豊出身のヤクルト・浜田は、同校OBのソフトバンク・今宮の打ち方を手本にして、高校通算45本の本塁打を量産してきた。「今宮さんを参考にして、打ち方を変えてから逆方向に良い打球が飛ぶようになった。テニス打法と言うんですが、ボールをバットに乗せる時間を長くする。(テニスのように)面で捉えるイメージです」と話す。

 学校で練習していた昨年12月には同校を訪問した今宮から「厳しい世界だけど、頑張れ」と声を掛けてもらった。大先輩と同じ舞台に立てる日を信じ、新人合同自主トレでも精力的に汗を流す。

 売りは勝負強さだ。高2の夏の甲子園。2回戦の坂井(福井)戦で1点ビハインドの8回に左翼へ逆転2ランを放った。「あの時は当たっていたというのもありますが、ここ一番の集中力は自分の強み」。神宮でも遺憾なく発揮するつもりだ。

 同期も意識する。ライバルに挙げるのはロッテ・藤原(大阪桐蔭)だ。中学時代に九州選抜として出場した試合で藤原のチームと対戦した時から親交があり、連絡を取り合う。「集中力も高いし、身体能力も高い。注目されているので、そこに勝ちたい。本塁打と打点では勝ちたい」。1軍での対戦を目指し、アピールとともにレベルアップを図る。(黒野 有仁)

 ◆浜田 太貴(はまだ・たいき)2000年(平12)9月4日生まれ、福岡県出身の18歳。中学時代は中間ボーイズでプレーし明豊に進学。高2の夏に甲子園に出場し、3試合で15打数9安打、2本塁打、9打点でベスト8進出に貢献した。18年ドラフト4位でヤクルト入り。1メートル78、80キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2019年1月19日のニュース