広島　Ｖ弾龍馬とゆく悠々セ首位街道　緒方監督驚き「まさかまさかね」

交流戦   広島３―０楽天 （ 2018年6月10日    マツダ ）

＜広・楽＞７回２死一、三塁、西川は右越えに決勝３ランを放つ（撮影・北條　貴史）
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　広島は１０日の楽天戦（マツダスタジアム）で西川の今季１号決勝３ランで快勝。０―０の７回２死一、三塁。美馬の初球、内角高めスライダーを右翼席へ。「ヨッシャー！」と叫びながら右拳を強く握って感情をあらわにした。

　「ちょっと浮いてきた球。その前の打席も同じような球でやられたので、内にもう一回くるかなと思っていたので狙っていた」

　３日ぶりの先発だった。７日日本ハム戦、６回の守備でレアードの強烈な打球が左膝に直撃。打撲を負って、直近２試合は代打での１打席のみにとどまっていた。「左足？絶好調です（笑い）。悔しさはありましたけど、今日スタメンで使ってもらったので、結果を出さないといけないと思っていた」

　先発を２日間譲っただけでも気が気でなかった。打率・１１８と開幕から不振に陥り、５月２日に抹消されたが、同２５日の再昇格後は３５打数１３安打で打率・３７１、９打点と急上昇。三塁の定位置を一気につかんだ。

　同一カード３連勝で、緒方監督は「西川がまさかまさかね。１回下（２軍）で調整してもらって、そこからすごい数字を残しているでしょ。あとは痛いかゆいを言わずにやってもらうだけ」と称賛と要求を口にした。

　交流戦での貯金は１。２位以下の混セぶりに拍車がかかる中、２位ＤｅＮＡとは５・５差。首位街道を悠々自適に龍馬とゆく。