立命大のプロ注・辰己がV撃「東京D大好き」就活アピール成功

[ 2018年6月11日 11:33 ]

全日本大学野球選手権大会1回戦   立命大4―3奈良学園大 ( 2018年6月11日    東京ドーム )

<奈良学園大・立命館大>5回2死二、三塁、辰己が左中間に2点適時二塁打を放つ(撮影・篠原岳夫)
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 今秋ドラフト上位候補の辰己涼介外野手(4年=社)を擁する立命大(関西学生)が奈良学園大(近畿学生)を破り、2年ぶりに初戦を突破した。立命大は1―1同点の5回2死二、三塁から辰己が左中間へ勝ち越しの2点適時打。主将の一撃に、同じく今秋ドラフト候補の山上大輔投手(4年=立命館宇治)が8回2失点で応えた。

 「同じ関西のチームには負けられない。確実に倒して勝ち上がっていきたい」

 50メートル走5秒7の俊足に遠投125メートルという驚異の身体能力を誇る背番号1。7回には三塁線へセーフティーバントも決めた。今春は、勝てば優勝が決まる5月20日の近大戦で連盟史上28人目の通算100安打を記録し、4季ぶりVに花を添えた。リーグ3位の打率・429で最優秀選手賞(MVP)とベストナインに輝いた。

 初戦の舞台となった東京ドームは大好きな場所だった。「東京ドームは大好き。一番多く見てきた球場なので。幼稚園の時、テレビで巨人―阪神戦を見て、プロになりたいと思った。常勝巨人のイメージです。憧れるきっかけとなった試合なので、自然とプレーの質も上がる」と声が弾む。「就活の場」と位置づける全国舞台で2安打2打点。各球団へのアピールは成功だ。

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