大谷 4回63球1失点で5勝目ならず…5回に緊急降板、右手中指マメの影響と発表

[ 2018年6月7日 12:35 ]

ア・リーグ   エンゼルス―ロイヤルズ ( 2018年6月6日    アナハイム )

降板に悔しそうな表情の大谷(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が6日(日本時間7日)、本拠地でのロイヤルズ戦に先発登板。4回63球1失点で緊急降板し勝敗は付かず。5勝目はならなかった。球団は右手中指のマメの影響による降板と発表した。

 今季9度目の先発となった大谷は初回、先頭のメリフィールドに一塁強襲の安打を許し、さらに暴投、四球と制球に苦しみ1死一、二塁のピンチ。ここで4番のペレスを投ゴロ併殺に切ってとり、無失点で立ち上がった。

 2回も先頭のソレアに二塁打を打たれたが、後続をピシャリと抑え、走者を二塁に釘付け。3回はこの日初めて3者凡退に抑えたが、続く4回はまたもや先頭のムスターカスに右前打。パスボールで二塁まで進塁され、2死からゴードンに先制適時打を浴びた。

 5回もマウンドに向かった大谷だったが、1球も投げないまま降板した。肩を叩かれた大谷は悔しそうな表情でベンチへと下がった。4月17日(同18日)のレッドソックス戦でも右手中指のマメがつぶれた影響で2回を投げ終えて緊急降板。この日も降板前にソーシア監督にその中指を見せる仕草をしており、チームも降板はマメの影響と発表した。

 右足首の捻挫で10日間の故障者リスト(DL)入りしたシモンズを欠いた打線はロイヤルズ先発のケネディを4回まで攻略できず。0―1の5回にチームがコザートの適時二塁打で同点に追いついたため、大谷の黒星は消えた。

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