楽天、流れ呼んだリクエスト 1プレーで2度リプレー検証の“珍事”も

[ 2018年6月7日 23:08 ]

交流戦   楽天5―4巨人 ( 2018年6月7日    東京D )

8回1死、藤田の打球はリプレー検証の結果ホームランになりベンチに迎えられる(撮影・篠原岳夫)
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 楽天―巨人戦で計4度のリプレー検証が実施された。うち2度が梨田監督によるリクエスト。その判定が試合の流れを大きく左右した。

 まず5回2死で、巨人・田中俊の二塁ゴロで一塁の判定がセーフに。これに対して梨田監督がリクエストを要求し、リプレー検証の結果は「アウト」に判定が覆った。

 続いては7回無死の場面。岡島の飛球は右中間フェンス最上部に当たって跳ね返り、グラウンドへ。二塁を回って三塁を狙った岡島だったが、中継プレーでアウトに。この一連のプレーで、同時に2度のリプレー検証が実施された。

 まず本塁打かどうか。これはリクエストではなく、審判団の自主的な判断でリプレー検証が行われた。結果は本塁打ではなく、インプレー。そして三塁がアウトかセーフか。こちらは梨田監督からのリクエストで、結果は判定通りにアウトのままだった。一つの流れのプレーの中で2度のリプレー検証という珍しいシーンとなった。

 そして同点の8回。1死から藤田が放った飛球は、右翼のポール際に飛んだ。最初の判定はファウルだったが「(審判団として)疑念を感じていたので、我々(の判断)でリプレー検証をしました」と責任審判の杉永一塁塁審。結果は「ポールに当たっていました」(同)とホームランに。これが決勝点となり、楽天が1点差で勝利した。

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2018年6月7日のニュース