阪神・秋山、オリ金子に投げ勝つ!“恵みの雨”で仕切り直し

[ 2018年6月7日 05:30 ]

キャッチボールで調整する秋山(撮影・成瀬 徹)
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 6日のオリックス戦は午後3時40分に雨天中止が決まった。2連敗中で交流戦はここまで1勝6敗で楽天と並び最下位と悲惨な状況の金本阪神にとっては「恵みの雨」と言えるだろう。仕切り直しとなる、7日の同戦にスライド登板する秋山には流れを変える役割も期待されるが、冷静に意気込みを口にした。

 「コンディション的に状態は大丈夫だと思う。(スライドは)今季初めてのことなので、ブルペンに入って調整しましたけど。今後、そういうこと(スライド)もあると思いますが、特に気にしてないです」

 初の変則調整でも関係ない。眼前の敵に立ち向かうだけだ。雨天中止は今季6度目となるが、チームは過去5試合の次戦でいずれも勝利してきた。秋山自身も5月24日のヤクルト戦で8回無失点の快投を見せるなど、前向きなデータがそろう。

 同じくスライド登板するオリックス・金子とは昨季も先発対決し8回2失点で投げ勝っている。「(金子は)沢村賞も獲っている投手なので。(投球を)打席で見る機会もあると思う」。心待ちにする一戦は、負ける要素が見当たらない。

 夜に巨人が勝ち4位転落した、この日は甲子園室内でショートダッシュなどで汗を流し、ブルペン入りもして調整を完了させた。味方の援護に恵まれず、ここまで4勝5敗と負けが先行も、防御率は2・18と安定感はチーム屈指。5日同戦では頼みのメッセンジャーまでもがパ・リーグの力に屈しただけに、負の流れを断つのは、もう、秋山しかいない。(巻木 周平)

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2018年6月7日のニュース