東洋大敗れ3連覇崖っ縁 30日負けなら国学院大優勝

[ 2018年5月30日 05:30 ]

東都大学野球最終週第1日   東洋大0―3亜大 ( 2018年5月29日    神宮 )

<東洋大・亜大>力投する東洋大の上茶谷(撮影・西川祐介)
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 1回戦1試合が行われた。勝ち点を取れば優勝が決まる東洋大は、亜大に0―3で敗れて痛い黒星を喫した。打線が11三振と沈黙し、エース上茶谷大河投手(4年)を援護できなかった。30日の2回戦も東洋大が敗れると、全日程を終えている国学院大の10年秋以来15季ぶり2度目の優勝が決まる。

 勝ち点を取れば優勝が決まる。日米11球団のスカウトが見守る中、大事な初戦で上茶谷は7回3失点と力投したが、打線の援護がなかった。「これで終わったわけじゃない。また頑張ります」。涙をこらえると、足早に球場を後にした。

 3連覇が懸かる重圧か。打線は中村稔の変化球に合わず、5回まで毎回走者を出しながら1点が遠かった。杉本泰彦監督は3回戦を見据えて今季4勝の上茶谷を「明日勝って、あさって行ってもらう」と7回で交代させた。「上茶谷は悪くない。打つ方がなんとかしなければいけなかった」とかばった。

 1敗も許されない状況だが、30日の2回戦から連勝すれば優勝となる。4番で主将の中川は「明日勝つしかない」。最後まで諦めず、一丸で頂点をつかむ。 (松井 いつき)

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2018年5月30日のニュース