日本ハム 近藤弾で4連勝 東京Dでは今季7戦6勝13本塁打

[ 2018年5月30日 05:30 ]

交流戦   日本ハム5―3巨人 ( 2018年5月29日    東京D )

<巨・日>初回1死一塁、近藤は左越えに先制2ランを放つ(撮影・三島 英忠)
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 手元までボールを引き付け、コンパクトに強く振る。日本ハム・近藤の技術が凝縮された一発だった。初回に決勝3号2ランを放ち「早い段階で(マルティネスを)援護できて良かった」と笑った。

 交流戦初打席で快音を響かせた。初回1死一塁で山口俊に3球で追い込まれ、緩いカーブやフォークも頭に入れてミートポイントを体に近づけた。4球目は甘いコースとはいえ、球威ある直球。ファウルにすることなく左打席から逆方向の左翼席まで運んだ。8回も中前打を放ち、5試合連続マルチ安打。打率・357とした。

 昨季は6月に腰の手術を受けた影響で出場57試合も打率・413。「4割男」を支えるのはあくなき向上心だ。DH出場の際はベンチ裏で素振りを繰り返し、試合後もティー打撃などでスイング軌道を確認。「打撃に正解はない。だから何年前が理想とかもない」。首脳陣はオーバーワークを防ぐのに必死だ。

 チームは03年まで本拠地だった東京ドームで今季6勝1敗。計13本塁打を記録している。この日も近藤、西川の効果的な2発で4連勝を飾り、貯金8。首位の西武を1ゲーム差で追走している。「(近藤の一発は)大きかった」と栗山監督。昨季は交流戦期間中に腰痛で離脱したが、今年は最後まで「セ界」を恐怖に陥れる。 (山田 忠範)

 ▼日本ハム・西川(7回に右中間へ4号2ラン)積極的にいこうと思って打席に入った。

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2018年5月30日のニュース