認められた“接触”スライディング 大リーグ機構が試合後に守備妨害と判断

[ 2018年5月30日 08:58 ]

<パイレーツ・カブス>三走・リゾの左足が捕手・ディアスの右足に接触(AP)
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 大リーグ機構は28日のパイレーツ戦でカブスのアンソニー・リゾ内野手が見せたスライディングについて、守備妨害があったとの判断を下し、パイレーツ、カブスの両チームにその報告を行った。ESPN(電子版)が29日にリーグ関係者の話として伝えた。

 問題となったのは、リゾが見せた本塁へのスライディング。無死満塁の場面で三塁走者のリゾは本塁で封殺となったが、その際に左足が捕手・ディアスの右足に接触。これによりディアスはバランスを崩し、併殺を狙った一塁への送球が外野へと大きくそれた。

 この悪送球の間に2人の走者が本塁に生還。パイレーツ側はリゾの守備妨害を主張し、ビデオ判定を要求するも、判定は変わらずに得点が認められる結果となった。

 試合直後からリゾのスライディングと下された判定に批判が集まっていたが、大リーグ機構は非を認め、守備妨害があったことを両チームに報告。試合後に報告をする意味として、NBCスポーツ(電子版)は故意死球などの報復行為を避けることが狙いではないかとしている。

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2018年5月30日のニュース