熊谷商「祭が通り過ぎた」 前監督が書道の先生に頼み清書

[ 2018年5月30日 11:02 ]

プレーバック甲子園の詩2018~阿久悠さんが見たあの夏の記憶(5)

熊谷商野球部の監督室に飾られている阿久悠さんの詩
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 【甲子園の詩を訪ねて】熊谷商(埼玉)のグラウンドに隣接する監督室には、毛筆で書かれた詩が飾られている。81年夏の下関商との2回戦。両校合わせて38安打が乱れ飛び、12―11のサヨナラ勝ちした猛試合を、阿久悠氏は「祭が通り過ぎた」と記した。

 1920年創立で、春夏合わせて甲子園に6度出場した古豪。同校OBの新井茂監督(40)は「10年ぐらい前でしょうか。前監督(現深谷商・江原正幸監督)が当時のメンバーで、この詩を記念に残したいと書道の先生に書いてもらったそうです」と説明する。85年春が最後の聖地だが「今も応援してくれる人が多いんです」と、地元での熊商人気は変わらず高い。

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2018年5月30日のニュース