T岡田 妻のおじ竜党・升毅の前で魅せた2ラン 始球式で対決

[ 2018年5月30日 05:30 ]

交流戦   オリックス8―5中日 ( 2018年5月29日    ナゴヤD )

<中・オ>5回無死二塁、T―岡田は右越え2ランを放つ(撮影・椎名 航)
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 オリックスは交流戦初戦の29日の中日戦で、T―岡田が2度に渡る逆転劇の号砲。0―2の5回無死二塁、1ボールからの2球目、R・マルティネスの内寄り143キロ直球を右翼席へ着弾。出場9試合ぶりの一発は、主導権を手繰り寄せる5号2ランだ。

 「たまたまですけどね。チームのために少しでも力になることができて良かったです」

 身内のエールも後押しした。試合前の始球式では、親戚の俳優・升毅(62)が登板し、打席で対面。15年に結婚した彩夫人が升毅のめいという間柄で、熱狂的な中日ファンの枡毅の強い要望で実現したもの。今年の正月に会った際にも、「交流戦で始球式に投げさせてもらえるかも」と予告されていた。

 「毅さんとはLINEで直接やりとりしていました。“よろしくお願いします”とか。パ・リーグでは“うちのファン”って言ってくれているので」。異例の一族対決後の一戦で気合が乗った形で、この回3点を奪い逆転。再び逆転を許した3―5の6回は吉田正が2試合連続となる8号ソロを放つなどこの回一挙5得点の猛攻で再逆転に成功した。福良監督も、「T―岡田と安達、正尚の一発は大きかったし、途中出場の選手も良い仕事をしてくれた」と称えた。

 2連勝で3月31日以来59日ぶりに勝率5割復帰。4月1日のソフトバンク戦に敗れて以降、借金1で臨んだ試合は4戦4敗だったが、“5度目の正直”で返済した。「1戦1戦、全力で戦うだけです」とT―岡田。生え抜き主砲の一振りが、上位浮上へ弾みを付けた。

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