清宮 2軍戦2発 原点フルスイング思い出した「早く1軍に」

[ 2018年5月30日 06:13 ]

イースタン・リーグ   日本ハム8―14西武 ( 2018年5月29日    西武第2 )

<西・日>3回無死一、二塁、3ランを放ち、ナインとハイタッチする清宮(撮影・木村 揚輔)
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 日本ハムのドラフト1位・清宮が、イースタン・リーグの西武戦に「5番・左翼」で出場し、2軍降格後初戦でいきなり2発をマークした。「(2軍落ちは)悔しかった。自分では状態は悪くないと思っていた。結果はこうなって良かった」。5、6号を放ち、これで巨人・和田、日本ハム・森山に並ぶリーグトップにも立った。

 作新学院で16年夏に甲子園V腕となった今井から初回に左前打、3回無死一、二塁では右越え3ランを運んだ。1軍では速球に振り遅れる場面が目立ったが、146キロ直球に負けなかった。そして9回は福倉のカーブを中越えに運んだ。

 1軍では21試合で打率・179、1本塁打。2軍降格が決まった際には、城石打撃コーチから「本塁打王を目指すなら、速い球を打ち返すことを意識し、原点に戻ってほしい」と送り出された。清宮は「2軍は技術、基礎を見直せる時間」と言う。原点のフルスイングを思い出し、2発を含む4安打5打点。「できるだけ早く1軍に行きたい」と闘志を燃やした。 (武本 万里絵)

 ▼日本ハム・栗山監督 このチームを一人で勝たせる選手になってほしいと思っている。(1軍で)勉強したことを試して、それを繰り返していく作業は必要。

 ▼日本ハム・荒木2軍監督 気持ちの整理をして、切り替えられたのは凄い。

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