金本監督 指名に満足「大学生投手を右左。足の速い選手、内野と外野とね」

[ 2017年10月27日 08:45 ]

プロ野球ドラフト会議 ( 2017年10月26日 )

仙台大・馬場の交渉権を引き当てた阪神・金本監督(中央)は笑顔
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 阪神・金本監督は抽選を2度外し、三度目の正直で仙台大・馬場の交渉権をつかみ取った。育成指名1人を含む計7選手を指名し、「(全体的バランスは)俺はいいと思う」と満足げに振り返った。

 「1回目、2回目はもう当たりクジがなかったのでね。3回目は先に引けたので、外したら嫌だなというところで。当たった瞬間は、まあホッとしたというのが一番でした」

 1位指名は清宮。7球団競合の抽選で5番目に左手でクジを引いた。その時にはすでに日本ハムが当たりクジを引いた後だった。外れ1位指名は安田。3球団競合で2番目に右手でクジを引き、これもロッテに当たりクジをさらわれた後だった。外れ外れ1位でようやくソフトバンク工藤監督との一騎打ちを制し、左手で最速155キロ右腕の交渉権をゲットした。

 「大学生の投手を右左と獲れた。目標だった足の速い選手も、内野と外野とね」

 将来の4番候補として指名した清宮、安田とは残念ながら縁がなかった。ただ、けがの功名とは言わないまでも、今オフの補強ポイントはすべて埋めることができた。

 1、2位では馬場、亜大・高橋という即戦力先発投手を補強。3位では遊撃の守備力が高い立大・熊谷を指名し、国内FA権を保有している大和が抜けた場合に備えた。そして4位で「桐生に勝った男」として知られる上武大・島田を指名し、チームの課題だった走力補強にも成功した。高校生野手こそ指名できなかったが、実り多きドラフトとなった。(惟任 貴信)

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