阪神2位高橋 筒香斬りに挑む「どこまで直球が通用するか」

[ 2017年10月27日 09:10 ]

プロ野球ドラフト会議=阪神2位・高橋遥人投手(亜大) ( 2017年10月26日 )

阪神2位に指名された亜大の高橋
Photo By スポニチ

 阪神からの2位指名。憧れ続けてきたプロの世界の入り口に立った大学屈指の左腕、亜大・高橋は表情を引き締めた。「亜大と同じタテジマのユニホームなのですごく着やすいと思う」。対戦したい打者を問われ、球界を代表する本塁打打者の名を挙げた。

 「DeNAの筒香選手。理由は左投手なので、左打者を抑えないといけないから。右、左と関係なくホームランが打てるし、どこまでストレートが通用するのか。対戦したい」

 亜大で飛躍を遂げてきた。常葉橘高時代には2年夏に甲子園出場。3年秋のドラフトではプロ志望届を提出しながら声はかからなかった。その悔しさを抱えて大学に進学し、4年間で球速を9キロ伸ばし、現在は最速151キロ。スライダーやチェンジアップ、ツーシーム、カーブを操り三振を奪う能力もある。

 大学の先輩には阪神で活躍した赤星憲広氏がおり、関係者を通じて「気持ちで負けるな」と言葉をもらっていた。熱い激励を今も胸に秘め「自分は気持ちが強い方じゃないけど、マウンドでは気持ちで負けないように意識している」という。

 先発や中継ぎなど起用法にこだわりはなく「どこでも」と頼もしい。既に心は阪神の一員となり、「若い人が最近は活躍している。大学生なので即戦力になれるように。一日も早く戦力になりたい」と言葉に力を込めた。自慢の速球を武器に1年目から強打の筒香と対峙(たいじ)する時を思い描いた。

続きを表示

2017年10月27日のニュース